この本はどんな本?
- 仕事をするうえで重要なことを学べる本
- どこの会社でも新人研修で教えてほしい内容
- スキルの取得方法に関しては、具体的な方法までは掘り下げていない
コンサル出身者にインタビューした結果、重要な30個の技術がまとめられている。またインタビューした人の体験談を交えて解説されているのでとてもわかりやすかった。
大きく分けて4つの技術
大きく分けて4つの技術が解説されていた。
- 話す技術
- 思考術
- デスクワーク術
- ビジネスマインド
話す技術
話す技術の章をまとめると、「端的に相手に伝わるように話す」のに必要な技術がつまっていた。
- 結論から話す
- 数字と論理で語る
- Talk Straight (率直・簡潔・端的)
など。うんうんうなづいてしなった体験談として
「あの調べものはできた?事例のやつ」と上司に聞かれたときにまだできていないときの返答として、言い訳から入ってしまいがちというもの。
聞かれていることは「できたか」or「できていないか」。まずこれに答える必要があるのに。
思考術
自分的にはこの「思考術」の章がいちばん勉強になった。
- ロジックツリーを使ってもれなく考える
- 自分の意見を持つ
特に上記2点。
「自分の意見を持つ」というのは以前読んだちきりんさんの本「自分のアタマで考えよう」に出てきた内容に似ていた。というかこの章を全体的により詳しくした内容がちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」の本かな。
面白かったのが、ロジックツリーはひとりでは習得できないから習得したい場合は早めにビジネススクールなどに通うことがおすすめされていたこと。
ロジックツリーには興味があるので、おすすめの本として紹介されていた、こちらの本を読んでみよう。
デスクワーク術
この章はツールを上手く使って作業時間を短くしよう!というもの。
時間がとても大切。
ビジネスマインド
ビジネスマインドで特に心に響いたものは、
社会人は「消費者」ではなく「生産者」。
いかに会社に貢献するかとその先の顧客の満足を考える。
というもの。
学生まではお金を払う側。社会人はお金をもらう側。根本的に立場が違う。
自分がやりたいことではなく、相手が求めていることをする。
それが「ヴァリュー」!
まとめ
この本の目次を常に目の入るところに置いておきたい。ふとしたときに確認ができるように。
- 結論から話す
- Talk Straight
- 数字というファクトで語る
- 数字とロジックで語る
- 感情より論理を優先させる
- 相手に理解してもらえるように話す
- 相手のフォーマットに合わせる
- 相手の期待値を把握する
- 上司の期待値を越える
- 「考え方を考える」という考え方
- ロジックツリーを使いこなす
- 雲雨傘提案の基本
- 仮設思考
- 常に自分の意見をもって情報にあたる
- 本質を追求する思考
- 文章作成の基本、議事録書きをマスターする
- 最強パワポ資料作成術
- エクセル・パワーポイントは作成スピードが勝負
- 最終成果物から逆算して作業プランをつくる
- コンサル流検索式読書術
- 仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考
- プロジェクト管理ツール、課題管理表
- ヴァリューを出す
- 喋らないなら会議に出るな
- 「時間はお金」と認識する
- スピードと質を両立する
- コミットメント力を学ぶ
- 師匠を見つける
- フォロワーシップを発揮する
- プロフェッショナルのチームワーク